『ミスト』(2007) 感想
NETFLIXでフランク・ダラボン監督の『ミスト』を見たので感想を。
ジャンルとしてはパニックホラーとかになるんですかね。(詳しくないので良くわからん。)
ぼくの個人的評価は3/5点。
この作品、一言で表すとめちゃくちゃ後味が悪い映画でした。ただ、後味が悪いだけではなくちゃんと面白いですよ。
ストーリーは嵐が明けた、とある朝から始まります。
主人公は息子や隣人を連れて妻を残したままスーパーマーケットに買い物に行くのですが、何やら軍の関係者などがいまして不穏な雰囲気。すると突如として街は"霧"に覆われてしまいます。霧の中には怪物(結構デザイン好き)がうじゃうじゃと。そのまま他の住人とともにスーパーに籠城することになりました。
まず襲ってくる怪物なんですけど、結構バラエティー豊かです。触手系やら虫やら翼竜っぽいのやら、カニやら。。。全体的に頭はそこまで良くなさそうでしたね。
あとは狂信的な人って怖いなーと思わせる描写があります。結局は人が一番怖いよねっていうお決まりのやつです。科学にしても、宗教にしても、寄る辺にする分にはいいんですけどね。最近だと一部のヴィーガンの方なんかもそうなんですけど、自分の考え方を他人に強制する人ってなんか品がないなーと思います。普通に暮らしてても個人個人で考え方って微妙に違うわけで。気を付けて生きていきたいものです。
そして籠城中、主人公は息子とある約束をするのですが、最後まで見るとラストシーンへの伏線になっていることに気付きます。こういうさりげなくラストに繋がる伏線なんかがある映画、好きなんですよねー。ただすっきりする映画ではないので好みが別れる映画だと思います。
怖がらせる演出などはそこまでなかったので心臓が弱い方にもおすすめできるかなと。よかったらみてみてください。
そんじゃ今回はこの辺で。おつかれさん。