『グッドナイト・マミー』(2014) 感想
ゼヴリン・フィアラ監督、ヴェロニカ・フランツ監督によるオーストリア映画『グッドナイト・マミー』(原題『Ich seh, ich seh』)観ました。
まずオーストリアって公用語ドイツ語なんだ。教養がないもんで。へへへ。
この作品、個人的評価5/5点!!めちゃくちゃ面白かったです!
正直どストライクでした。
映画の始まりは双子の兄弟の鬼ごっこ。トウモロコシ畑を元気に駆け回る二人は葉をかき分けて進んで行きます。先を行くのはいつもルーカスくん。エリアスくんはその後を追って行きます。森でも、荒地でも、水路でも。。。
と、いうところでお母さんが登場。何やら顔に包帯を巻いていてただならぬ雰囲気です。怒らせてしまったのかジュースもご飯もエリアスくんにしかくれず、ルーカスくんには冷たいご様子。これ児童虐待ですよね。
そのうち双子たちはひとつの仮説に辿りつきました。「この人、実はおかあさんじゃないんじゃね?」。えぇ・・・怖っ。たしかに包帯を巻き、ルーカスくんに対して無視を決め込むお母さんは二人のよく知るお母さんではないのかも。と、お母さんは誰かとの電話にて衝撃の一言を漏らします。「これ以上"フリ"を続けられない。現実と向き合うべきだわ。」
この後、衝撃の展開が待っているのですが、ネタバレになるので詳しくは観ていただきたいです。絶対面白いので!保証はしませんが
この映画、序盤のあるシーンが真相に直結していたり、最後の鬼ごっこをしているシーンとの対比が見事だったりと構成が上手く、非常に良い作品だと感じました。ぼく自身、開始10分くらいのところでオチが読めてしまったのですが、最後まで観て感動できましたしね。
そんじゃ今回はこの辺で。おつかれさん。